手書きの手紙は優しい

先日、知人のカメラマンの誘いで、『手紙セミナー』(大阪北区倫理法人会主催)に参加してきました。

 

最初に講師の村山順子さんから、ご主人の急逝に際し、生前遺してくれた手書きの手紙に救われたこと、その後も手書きの手紙で相手に思いを伝えることで人生を切り開いてきたことについて、臨場感溢れる話がありました。

私も大阪に出てきてから大学卒業するくらいまでは、高校時代の友人や家族に手紙を書いていたのですが、元来筆まめでないのと後に残ることの気恥ずかしで、次第に書かなくなりました。

今は年賀状にひとこと書き添えることも全体の半分くらいで、表裏印字したままで送ることが年々多くなっています。

 

少し前までは、名刺交換した人宛てに、間髪入れず手書きのハガキを送る”営業”が流行っていたのですが、Facebookで繋がることでも事足りるし、あざとい気がして、取り入れませんでした。

 

 

次に、実際に大切な家族へお手紙を書いてみましょうということに・・・

 

便せんと封筒が配布されていたのでわかっていましたが、誰に何を書くかという時点で考え込んでしまいました。

他のセミナーと違い、指名されたら読むことが強制ではなかったのは助かりました。

読んだのは、父から娘へ、夫から妻へ、どちらも率直な思いを記した心温まる手紙でした。

 

村山さんによると、ハガキよりも手紙とのことでしたが、本当に伝えたいことは手書きの手紙ですねぇ。

相手のことを思いつづけ、話しかけるように、丁寧な字で、返事を期待せずに書くのがポイントだそうです。

 

村山さんがご主人の急逝を乗り越え、人生を切り開いてきたのは、手書きの手紙の前に行動力あってのことですが、心に留めておきたいと思います。