「認知症サポーターキャラバン」をご存知ですか?
厚生労働省が、認知症を知り地域をつくるキャンペーンの一環として実施している事業です。
高齢者の約4人に1人が認知症または予備群といわれ、高齢化の進展に伴い、認知症の人はさらに増加しています。2012年時点で約462万人、2025年には約700万人(厚生労働省研究班調べ)。
「認知症サポーター」とは、認知症について正しく理解し、認知症や家族の人を温かく見守り、支援する応援者であり、全国で養成することで全国が認知症になっても安心して暮らせるまちになることを目指しています。
NPO法人地域ケア政策ネットワークが運営する「認知症サポーターキャラバン」の公式サイトによると、平成26年12月31日時点で、580万人を突破しています。
「認知症サポーター」になるためには、「認知症サポーター養成講座」を受講する必要があり、その証としてオレンジリングが渡されます。
「認知症サポーター」に期待されることとしては、以下の5つが挙げられています。<厚生労働省のサイトより>
- 認知症に対して正しく理解し、偏見を持たない
- 認知症の人や家族に対して温かい目で見守る
- 近隣の認知症の人や家族に対して、自分なりにできる簡単なことから実践する
- 地域でできることを探し、相互扶助・協力・連携、ネットワークをつくる
- まちづくりを担う地域のリーダーとして活躍する
わたしがこの事業を知ったのは、オレンジリング欲しさからですが、趣旨に賛同し「オレンジリング」の輪を広げたいと考えるようになりました。
Facebookの地元コミュニティグループの中で、受講を呼びかけてみると、キャラバン・メイト(講師役)がいて、自治体に申し込まなくても自主開催できることに。
キャラバン・メイトは介護サービス業が多く、4月から介護保険法が改正されたことから、繁忙期を避け、6月開催の見込みです。
そのときの様子はまたこの場で報告させていただきます。
オレンジリングの輪が広がることで、認知症の人やその家族も暮らしやすい地域になれば、老いることも認知症を発症することも怖くなる、かもしれませんね。
最近では、テレビで取り上げられたり、ラジオCMが流れたりしていますので、ご存じかもしれません。
「認知症サポーター」に興味を持たれた方、詳しく知りたい方はこちらを参照ください。(認知症サポーターキャラバン 公式サイトに飛びます)
また各自治体でも、定期的に受講者を募集されているようですので、自治体発行の広報紙もご確認ください。